「頭のいい子の育て方」
子を持つ親なら、誰でも知りたいことですよね?
では誰に聞けば分かるのか?
教育の専門家??
でも専門家は、統計や教育現場での経験は教えてくれても、1人の人間が幼少期からどんな教育を受けてどんな風に育ってきたのかという、リアルな話は分かりません。
そこで今回、現役医師である「キュート先生」が、どんな教育を受けて育ってきたのかお話をうかがいました。
この記事では
- 現役医師は幼少期から「頭のいい子」だったのか?
- 医師になる人は、子供の頃にどんな教育を受けていたか
- 現役医師が自分の子供にしている勉強法
- 現役医師が思う「頭のいい子」の特徴
を、現役医師のキュート先生にお答えいただいた内容から、紹介していきますね。
現役医師はやはり「頭のいい子だった」
まずは、今回インタビューにお答えしてくれた、現役医師「キュート先生」をご紹介します。
キュート先生 本名:田中 希宇人(キュウト)さん
慶応義塾大学 医学部卒業
3児のパパ
呼吸器内科で激務をこなす現役医師でありながら、家事育児もこなし、男性医師で育休取得をしたハイパーイクメンです。
Twitter@cutetanakaやブログで、正しい医療を分かりやすく発信されています。
キュート先生のブログ「肺癌勉強会」
▼キュート先生の詳しい紹介はこちら▼
育休取得した男性医師「田中希宇人先生(キュート先生)」とは?【世のイクメンの鏡】な日常をご紹介
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「田中希宇人先生(キュート先生)」とは?医療現場の業務改善への第一歩を作った男性医師の素顔
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キュート先生の学歴
幼稚園 私立
小学校 公立
中学・高校 中高一貫校(慶応義塾大学付属)
大学 慶応義塾大学 医学部
お医者さんはやっぱり「頭のいい子」だった
現役医師のキュート先生、小学生の頃に算数で全国トップクラスでした。
逆に、苦手でクラスの下位だった国語も、高校生の時にがんばって巻き返しました。
中学受験の理科はほとんど間違えることがなく、全国模試でトップクラスだった。
にゃきのさん‼️
算数は小学生の頃 全国で数番だったと思います😅
逆に国語はクラスで下から2番とか😵
中学受験は算数得意が有利です🥰
答えになってますかー⁉️
— キュート先生🤪ダメパパ (@cutetanaka) September 23, 2019
現役医師はどんな「頭のいい子になる育て方」をされていたのか
現役医師「キュート先生」は、どんな「頭のいい子になる育て方」をされていたのか?
みんなの気になることを、深堀りしてお答えいただきました。
①塾・やっていた習い事
幼稚園の頃
2~3つの幼児教育の塾に通っていた。
絵を描いたり、数字を選んだり、箸使いやマナーの練習などをやった。
進研ゼミをやっていたが、すぐやめた。
幼稚園も塾も自宅から離れていたので、全部車移動で大変だった。
習い事はそのころから水泳を週2回、小5くらいまでやっていた。
小学校低学年の頃
妹の病気の関係で両親が忙しくなり、公立小学校で特に何もしていなかった。
普通の小学生だった。
小学校3-4年
駅で行う科学クラブへ通って、簡易の電子オルガンを作ったり、理科実験のような遊びをやっていた。
ハンダ付けとか、実験器具を触ったこととかが、いい経験だったかもしれない。
小学校高学年
4年生から中学受験のために、地元の塾へ行き始めました。
初めは散々な結果だったが、半年後からその塾でトップ3くらいになった。
算数がとにかく面白すぎて、自分から先生や当時の塾長と競っていた。
同級生に同じくらい算数のできる仲間が数人いたことも大切な思い出。
メディアクラブでパソコンに触れていたのも大きかった。
小学校からローマ字打ち+ブラインドタッチができた。
中学時代
「文豪ミニ」というワープロを買ってもらい、ひたすら打って印刷していた。
中学では部活は「物理と化学の会」に出入りして、遊びで実験を繰り返していた。
ビーカーでお米を炊いたり、化学薬品を調合して花火作ったり…。
中学からピアノも半年くらい習ったが、先生とあわなくって全くダメだった。
高校時代
塾など通わず、独学だった。
Z会 を少しだけしていた。
②好きだったこと・物
- ゲームのテトリスやぷよぷよ、パズルゲームなど。
- 図鑑、マンガ日本の歴史、聖闘士星矢(漫画)、難しい漢字辞典など
おまけ
家庭の事情でテレビが見られなかったので、当時どの家庭にもあったであろうファミコンは家にはなく、もちろんテレビを見ることもなく、学校ではクラスの友達と話題が合わなくて困った。
そのため、ドラクエ3の攻略本を買って、すみからすみまで読み込み話しを合わせていた。
子供を医師にした、親の教育方針
キュート先生を医師になるまで育てたご両親は、どんな教育方針をされていたんでしょうか?
キュート先生にお答えいただきました。
①頭のいい子の親は「勉強をしろと言わない」
キュート先生のご両親は「勉強をしろ」とは言わなかったそうです。
親ならついつい「勉強しなさい」と言いがちですが、頭のいい子は「勉強をしろと言われなかった」人が多いんです。
東大生に幼少期の教育法を聞く番組の質問に、9割の人が「親に勉強しろと言われたことがない」と答えていました。
「勉強しろしろ」言われると、やる気もなくなるし、何より本人が自分で学びたいという意欲が低くなります。
勉強は自分のために、自分の意思でやらなければ継続できません。
自分から「知りたい、学びたい」という気持ちを育てることが、「勉強のできる子」になる秘訣なんですね。
では、どうすれば子供の「知りたい、学びたい」という気持ちを育てることができるのか?
それは、子供が興味を持っていることを察知して、どんどんやらせてあげることです。
②子供が興味を持っているものを、おしみなく与える
聖闘士星矢の影響か、星や天体に興味があったので、星の図鑑を買ってくれたり、渋谷のプラネタリウムへ何回も連れて行ってもらった
キュート先生のご両親は、子供が興味のあるものは惜しみなく与えてくれたそうです。
図鑑は知育の鉄板アイテム!
うちの息子もハマってる、小学館の図鑑「neoシリーズ」
ドラえもんの解説DVD付で、大人でも知らないような情報があり、たまに子供から教えられます。
図鑑もありましたね❗️
スーパー理科辞典 今も覚えてます
あと天体や星は大好きでした
聖闘士星矢の影響かも🥰
— キュート先生🤗呼吸器内科医 (@cutetanaka) September 23, 2019
「頭のいい子」が医師になった理由
「頭のいい子」だったキュート先生。
医師になろうと思ったきっかけは何だったのか、聞いてみました。
医学部を目指したのは、高校2年生です。
自分が通っていた小学校の塾で、高校1年でバイト(事務作業やテストの採点など)をやっていました。
高校2年の頃、そこの塾長に「将来なにするんだ?」と言われたのがターニングポイントでした。
小さいころ妹の病気で、リハビリや小児科医を近くで見ていたのが医学部へ進むきっかけとなりました。
慶応義塾大学付属中学校の内部進学で、高校2年の半ばまで何も対策していなかったので、そこから高3の終わりまではテストで点数を取るための勉強ばかりしていました。
結果、医学部へ進むことができました。
それにしても、高2から受験勉強を始めて医学部に入るなんてすごいですね。
幼少期からの努力の積み重ねがあるからですね。
はい❗️
わたくしは内部進学で少し状況が違うかもですが
真剣にやったのは高校2年からです😅
— キュート先生🤗呼吸器内科医 (@cutetanaka) September 25, 2019
現役医師が自分の子供にしている教育法
医師は自分の子供にどんな教育をしているのか?
知りたい知育ママがいっぱい!
そこで、キュート先生がお子さん達にしている教育法を教えてもらいました。
ちょこさん❗️
教育方針は 自由 です😅
英語はインターナショナルナーサリーに去年まで入ってて 5歳の娘👧🏻はアルファベットが書けたり 簡単な単語は読めたりします
今は英会話 そろばんをやっています🤗
ダンスは長続きせず😵
子どものやりたいことをいろいろ試して 楽しそうなのを続ける❗️方針
— キュート先生🤪ダメパパ (@cutetanaka) September 24, 2019
①読み書きや、創作活動
5歳の娘は、今まで英会話やそろばんをしていた。
今は「うんこドリル」が好きで、ひらがな、カタカナをやらせている。
お絵描き帳や、落書きしていい裏紙はいつも部屋に山積みにしている。
絵具やクレヨンや色鉛筆はいつでも使えるように置いている。
今はアクアビーズが好き。
絵本は、だるまシリーズやのんたんなどベタなものは揃えて、スイミーとかちびくろサンボとか古典的なものも一緒に読んだ。
今は字が読めるので、下の子(3歳の息子、0歳の娘)に読んでくれる。
「子供にどんな絵本を選んだらいいか分からない」という人のために、絵本の鉄板・名作をチョイスしてくれる「絵本ナビ・ベストセレクション」があります。
懐かしい絵本のグッズもあるよ
②インターナショナルナーサリー(英語の保育園)
特に通わせる予定はなく、認可保育園に入れることができなかったため、やむを得ず入園させた。
結果的に、英語にふんだんに触れることができたことや、外国人と触れ合うことに何の抵抗もなくなったことはとてもメリットだった。
アルファベットの読み書きもできるようになったので、お得でした。
幼児期からグローバルな体験ができたことは、とてもいい経験になったでしょう!
時間を決めて、英語のYouTubeを見せたりもしています。
スマホも何となくですが使いこなしています(困っています…)
③自然と触れ合う
妻の実家で自然に触れさせている。
都心ではなかなかやりにくい家庭菜園、花火、市場へ行って魚や野菜を見る触れる、など。
子供がやたら野菜や魚に詳しくなった。
④子供にさせたくないこと
という質問に対する、キュート先生の回答です。
あとは経験なので、だいたいオッケーとしたいですね。
キュート先生は肺がん治療をされているので、タバコを吸う人はもちろん、まわりにいる家族に対する危険も訴えられています。
おまけ
3歳の息子はトーマス、プラレールがとてつもなく得意です。
無限に遊んでおり、トイレに行ったりご飯を食べたりを忘れるくらいです。
制限なく遊んでいるので、妻は困っています。。。
現役医師が見た「頭のいい子」の特徴
では、頭のいい子に囲まれて育ってきた、お医者さんが見た「頭のいい子」の特徴とはどんなものでしょうか?
現役医師のキュート先生に聞いてみると
- 集中力が高い
- 勉強以外もできる
集中力の高い人が多いです。
テストの数日前まで全く勉強していなくてもテストの日にとてつもない高得点を出す人がいます。
試験前のみんなの集中力はハンパないです。
勉強ができる人に限って、ピアノができたり、絵がうまかったり、走るのが速かったり、多趣味な人が多い印象です。
そして、ここ注目ですよ。
「勉強だけしている人は全くいません」
大事なことなので、2回言いました(笑)
というのも、「暗記」するだけの勉強だけではなく、ピアノやスポーツ、芸術活動などをすることで、脳の様々な部分を刺激することが、頭が良くなる秘訣なんですね。
特にピアノは6歳までに始めると脳の成長に良いと言われています。
頭のいい子の育て方に学ぶこと
頭のいい子は、やはり親が幼少期から色んな体験を子供にさせているんですね。
子供が好奇心豊かになり、「色んなことをしたい」と思うことが「勉強したい」という気持ちになります。
子供を「頭のいい子」にしたいと思うなら、親が子供をよく理解し、子供に色んな経験をさせ、自分から勉強したいと思う環境を作ることが大切ですね。
今回、インタビューにお答えいただいたキュート先生。
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