2019年3月11日、日本製の液体ミルクがついに販売されるようになりました!
そんな、初めて液体ミルクを使うあなたの疑問にお答えします。
- 液体ミルクはどこで買えるの?
- 味や使いやすさはどうなの?実際に使った感想
- 安全性は大丈夫なの?成分を粉ミルクと比較!
- 液体ミルクのメリット・デメリット
- 母乳育児のママも購入すべき理由
など、順番に説明していきますね。
【日本製】液体ミルクが買える店舗と通販
現在、国内で販売されている「日本製液体ミルク」は以下の2種類。
どこで購入できるかまとめました。
- グリコから発売された「アイクレオ赤ちゃんミルク」
- 明治の液体ミルク「明治 ほほえみ らくらくミルク」
購入できる店舗
- 全国のドラッグストア
- ベビー用品店
- アカチャンホンポ
- ベビザラス
- イオンなどの大型スーパー
でも取りあつかっています。(一部除く)
注意
店舗で購入の際は、事前に取り扱いや在庫があるか電話で確認されることをオススメします。
そして2019年8月にごく一部の「コンビニ」でも販売されるようになりました!
ファミリーマートとローソンのごく一部の店舗(大阪国際空港など)での扱いとなります。
現在、購入できる通販サイト
グリコダイレクトショップ (公式サイト通販) 4400円以上購入で送料無料
Amazonや楽天市場は送料無料のところが多いです。
お出かけや旅行に便利な使い捨て哺乳瓶も合わせてどうぞ。
コンパクトな折りたたみ式。
味は?グリコの液体ミルク「アイクレオ赤ちゃんミルク」を使った感想
グリコの液体ミルク「アイクレオ赤ちゃんミルク」を赤ちゃんが飲んだ時の様子
現在7か月の娘に、グリコの液体ミルク「アイクレオ赤ちゃんミルク」を飲ませてみました。
娘はほぼ母乳育ちで、新生児以降は哺乳瓶を嫌がって飲まなかったのですが、離乳食が始まってから、食事の時に粉ミルクをスプーンやストローで飲ませています。
今までは明治の「ほほえみ らくらくキューブ」を飲ませていました。
ネット上の「アイクレオ赤ちゃんミルク」を赤ちゃんに飲ませた人の感想で
というのを見たので
と心配してましたが…
足をバタバタさせながら、目をキラキラさせていつもより多く飲んでいました。
グリコの液体ミルク「アイクレオ赤ちゃんミルク」を大人が飲んだ感想
液体ミルクがどんな味なのか、試しに私も飲んでみました。
いつも飲ませている明治の粉ミルク「ほほえみ らくらくキューブ」がすごく甘くておいしいので、グリコの液体ミルク「アイクレオ赤ちゃんミルク」は薄味に感じました。
でも娘には美味しかったようで、食いつきがすごくよかったです。
娘はほぼ母乳育ちなので、もしかすると薄味の方が母乳に近くて飲みやすかったのかもしれません。
普段甘い粉ミルクを飲んでいるお子さんは、味が違って慣れるのに時間がかかる可能性もあります。
ですので、災害時の備蓄にする場合にそなえて、他メーカーの粉ミルクを使っている赤ちゃんや、母乳育ちの赤ちゃんにも、たまに飲ませて慣らしておいた方が、いざという時安心かもしれませんね。
↓ 「明治ほほえみ」のミルクを普段のんでいる赤ちゃんは、こちらがおすすめ ↓
グリコの液体ミルク「アイクレオ赤ちゃんミルク」の使い勝手
グリコの液体ミルク「アイクレオ赤ちゃんミルク」の使い方
①開封前によくふる
②専用ストローのストッパーがはまるまで刺す
③消毒した哺乳瓶に入れる
④薄めたりせず、そのまま赤ちゃんに飲ます
グリコの液体ミルク「アイクレオ赤ちゃんミルク」を使った感想
ストローを刺して哺乳瓶に注ぐだけなので、とても便利です。
牛乳パックのような注ぎ口や、シールをはがしたら注げる豆乳の注ぎ口のように、もう少し注ぎやすい方法になればもっと便利だと思います。
途中から面倒くさくなって、ストローなしでそのまま注ぎました。
その点、明治の液体ミルクは、缶ジュースと同じように缶を開けてミルクを注げるので、楽ちんです。
安全性は大丈夫なの?液体ミルクの成分を粉ミルクと比較!
今までなかった物って、初めて使うとき心配ですよね?
それが、大事な赤ちゃんに飲ます物だと、なおさら不安になります。
という方のために、成分を調べてみました。
なんと、液体ミルクと粉ミルクの成分は同じだった
私…てっきり液体ミルクは、液状で保存するために、粉ミルクにはない添加物などがたくさん使われているんじゃないかと思っていました。
ところが調べてみると、液体ミルクと粉ミルクの成分は、ほぼ一緒だったのです。
アイクレオ赤ちゃんミルク(液体) | アイクレオ ICREOバランスミルク(粉ミルク) | |
成分 | 原材料:調整食用油脂(分別ラード、オレオ油、大豆油、ヤシ油、パームオレイン)、ホエイパウダー、乳糖、脱脂粉乳、たんぱく質濃縮ホエイパウダー、ガラクトオリゴ糖液糖、エゴマ油/V.C、レシチン、炭酸K、塩化K、水酸化Ca、V.E、イノシトール、タウリン、5'-CMP、硫酸亜鉛、ウリジル酸Na、硫酸鉄、ナイアシン、5'-AMP、パントテン酸Ca、硫酸銅、V.A、イノシン酸Na、グアニル酸Na、V.B1、V.B2、V.B6、カロテン、葉酸、ビオチン、V.D、V.B12 | 原材料:調整食用油脂(分別ラード、オレオ油、大豆油、ヤシ油、パームオレイン)、乳糖、ホエイパウダー、脱脂粉乳、たんぱく質濃縮ホエイパウダー、ガラクトオリゴ糖、エゴマ油、レシチン(大豆由来)、塩化カルシウム、クエン酸ナトリウム、ビタミンC、水酸化カルシウム、炭酸カリウム、タウリン、イノシトール、硫酸第一鉄、5’-シチジル酸、硫酸亜鉛、5’-ウリジル酸ナトリウム、ビタミンE、ニコチン酸アミド、パントテン酸カルシウム、5’-アデニル酸、5’-イノシン酸ナトリウム、5’-グアニル酸ナトリウム、硫酸銅、ビタミンB1、ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンB6、β-カロテン、葉酸、ビタミンD3、ビタミンB12 |
黄色のマーカーを引いている成分以外は、液体ミルクと粉ミルク両方に同じ成分が含まれています。
そして、黄色のマーカーを引いた成分も、名前が違うだけで同じ成分でした。
硫酸鉄=硫酸第一鉄・・・食品添加物。お歯黒や医薬品などに使用されている。
ナイアシン=ビオチン=ニコチン酸アミド・・・ビタミンB³
結論:液体ミルクと粉ミルクの成分は同じなので心配無用
衛生面では粉ミルクより液体ミルクの方が安全
粉ミルクには「サカザキ菌」という細菌がごく微量ふくまれていることがあります。
このサカザキ菌を摂取すると、乳児(特に未熟児や免疫不全児、低出生体重児)がごくまれに「敗血症」や「壊死性腸炎」を起こすことがあり、重篤な場合には「髄膜炎」を併発することがあります。
そのため、調乳の際は70℃のお湯で「サカザキ菌」を殺菌しなくてはいけないのです。
横浜市衛生研究所より参照
きちんと調乳していれば心配する必要はありませんが、グリコの液体ミルク「アイクレオ赤ちゃんミルク」は「無菌パック製法」で無菌化された状態でつめられているので、そのリスクがありません。
明治の液体ミルクも、高温殺菌されているので安全です。
その点で液体ミルクは、災害時などの衛生面が心配な環境でも、安心して赤ちゃんに飲ますことができます。
安全にこだわった液体ミルク「アイクレオ赤ちゃんミルク」の特長
①母乳に近い栄養成分
母乳と同程度にミネラル含有量、ナトリウム量を調整しているので、赤ちゃんの繊細な体にやさしいミルク。
母乳にも含まれるガラクトオリゴ糖を配合。
②安心の「白さ」
液体ミルクは長時間かけて加熱殺菌すると、ミルクの成分が焦げ、茶色がかります。
アイクレオの液体ミルクは、超高温短時間殺菌で余分な熱を加えず、ミルク本来の白さをキープしています。
③世界で一番使われている「紙パック」
海外の液体ミルクで主流となっている紙パックを使用。 6層からなる構造でしっかりおいしさを守る。
しかも、軽くて持ち歩きやすく、捨てやすい。
④長期常温保存も安全安心
母乳をめざし、成分ひとつひとつと原料にこだわったミルクを「無菌パック製法」で無菌化された状態でつめるので、常温で賞味期限6か月という長期保存が可能。
江崎グリコ株式会社HPより引用
液体ミルクのメリット・デメリット
メリット
- 調乳いらずですぐ使える
- 無菌で容器に充填されているので、衛生的
- 常温保存でき6か月保存がきく
- 外出・災害時に安全で便利
デメリット
- 中身を哺乳瓶にうつして使わないといけない
- 200円(税別)と粉ミルクに比べて価格が高め
授乳の度に毎回液体ミルクを使うとなるとかなりの出費になりますが、外出時や災害時の備蓄として数個買う分には、私は必要経費だと思っています。
その理由を以下で説明しています。
液体ミルクはこんな時に便利!
①液体ミルクは外出先ですぐ使える
外出先で粉ミルクを作ろうと思うと、荷物が重くなります。
- 粉ミルク
- 哺乳瓶
- 水筒などに入れたお湯
- お湯をすぐに冷ますための赤ちゃん用の水(なくてもいい)
飲食店ならミルク用のお湯がもらえることもありますが、フードコートなどお湯がもらえない時に、わざわざ授乳室にミルクを作りに行ったりしなくてすみます。
休日の授乳室は混雑しているし、兄弟などがいる場合は、子連れで荷物をもって移動するだけでも一苦労です。
帰省や旅行の移動の時も、大型連休のサービスエリアは大混み。
液体ミルクがあれば、どこででもミルクをすぐに飲ませてあげられます。
②夜間授乳の時などに便利
新生児の頃は、何回も夜中に授乳のため起こされます。
はじめは母乳が足りずにミルクを足す人も多いです。
夜中にギャーギャー泣いている赤ちゃんを待たせ、お湯を沸かして粉ミルクを溶かし、今度は飲む温度に冷めるまで待たなければいけません。
「泣いてる赤ちゃんに早くミルクを飲ませてあげたい」
「泣き声で他の家族を起こしてしまうんじゃないだろうか」
「近所迷惑じゃないだろうか」
など、ミルクができるまでの数分がすごく長く感じます。
その点、液体ミルクなら紙パックから哺乳瓶にうつすだけなので、すぐに飲ますことができます。
わざわざリビングに調乳しに行かなくてもすみます。
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③調乳が苦手な人に赤ちゃんを預ける時も安心
パパや祖父母など、普段ミルクを作ったことのない人は、粉ミルクの温度調整が苦手な人が多いです。
その点、液体ミルクなら哺乳瓶にミルクを入れるだけでいいので、不慣れな人でもかんたんに授乳することができます。
お出かけや旅行に便利な使い捨て哺乳瓶。コンパクトな折りたたみ式。
母乳育児の人も災害時に備えて液体ミルクを備蓄しよう!
と思われる方もいるかもしれませんが、災害時の備えとして母乳育児の人も液体ミルクを備蓄しておいた方が安心です。
今回なぜグリコが液体ミルクの発売日を3月11日にしたのには理由があります。
東日本大震災の時に「なぜ海外で販売されている液体ミルクが日本にはないのか?」
という声があがったことから、今まで国内では製造のルールがなく販売できなかった液体ミルクを「日本国内でも販売できるようにしよう」という流れになったからです。
安全な水もかんたんに手に入らず、お湯も出ない、手も洗えない不衛生な場所。
粉ミルクを作りたくても作れないかもしれません。
そんな状況でも、赤ちゃんが生きていくためにはミルクが必要です。
災害時に避難所に支援物資が届くのには数日かかります。
家庭で備蓄しておけば、支援物資が届くまでの間をつなぐことができます。
また、避難するほどではなかった場合でも、断水や停電で粉ミルクを作るお湯を用意することができない場合もあります。
そんな時、液体ミルクを備蓄しておけば安心ですよね。
6か月常温保存できるので、消費期限が近づいたら使用して足していけば、常に備蓄できますよ。
お出かけや旅行に便利な使い捨て哺乳瓶。
コンパクトな折りたたみ式。
災害時にも清潔な哺乳瓶に液体ミルクを入れられます。